実録!スタッフフォローにまつわる熱き人間ドラマVI

スタッフファーストのお家芸である、スタッフフォロー。
本シリーズでは、そんなスタッフフォローにまつわる実話や社員のこだわりを紹介していきます。

スタッフさんから寄せられる悩みに対して、いかに寄り添い、離職を防いできたのか。

今回も、豊富なキャリアを通じて、多くのスタッフさんと接してきたある社員から話を聞けました。前後編にわたってお送りします。

これは、とある30代女性スタッフの話です。

そのスタッフさんの仕事は、少し特殊でした。オペレーター業務でもありませんし、コールセンター内での事務サポートでもありません。スタッフファーストの登録スタッフで、同じ業務に携わっている方はほかにいない状況でした。

そんなスタッフさんと、初めて面談したのが僕だったのです。そのときは電話でしたが、話し始めてすぐに、泣いてしまわれたのです。特殊な職場環境だったので、今まで誰にも相談できなかったと。

ゆっくりで構いません。話していただけませんか。僕は言いました。

「就業当初は思った形で仕事ができていました。ところが、やればやるほどノルマが厳しくなっていくんです。一生懸命にやって、ようやくノルマを達成しても、さらに厳しいノルマが機械的に送られてくるだけ。感謝や労いの言葉は一切ありません。周りはどんどん辞めていく状況で、一体わたしはどうしたらいいのか。できれば仕事は続けていきたい。ただ目標も見えず、ふさぎ込んでしまったのです」

1時間近く、今まで溜めていた部分を吐き出してもらいました。そして、僕はこう言いました。

「僕が、あなたの相談相手になります。いつでも連絡ください。絶対に力になります、決して一人ではありませんよ」

それからというもの、僕を信頼してくださったのか、何気ないことでも連絡をくれるようになりました。もちろん、僕もこのことはクライアントに伝え、改善をお願いしているところです。

そのスタッフさんは、今も変わらず仕事を継続しています。まだまだ解決しない部分はありますので、私はこれからも全力で支えていく覚悟です。

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