実録!スタッフフォローにまつわる熱き人間ドラマIV
スタッフファーストは、派遣スタッフさんのサポート「スタッフフォロー」に力を入れている会社です。本シリーズでは、そんな「スタッフフォロー」にまつわる実話を、サポートに携わった社員目線で紹介していきます。
SV就任を渋る理由
30代後半・男性スタッフのお話です。
この方、見た目こそチャラチャラしているのですが、仕事に取り組む姿勢は誰よりも真面目。就業先からSV昇進の話が上がるほど、高い評価を受けていました。
ただ、当の本人は就業先に不満を持ち、SV就任を渋っていました。というのも、仕事中におしゃべりしたり離席したり、ネットサーフィンしたりと、遊んでしまうオペレーターが少なくない現場だったんです。一部のSVは、注意するどころか一緒になって遊んでしまう。そういう現状でした。
「ありえない。お金をもらっている以上、ちゃんと働くべき」。
2週間に一度のペースで電話していたのですが、そのときに彼がよく言っていました。至極まっとうな意見ですよね。
「あなたがいるなら、頑張れる」嬉しい言葉をもらった日
あるときから、「辞めたい」と言うようになりました。嫌になったんでしょう。彼とは何度も話をしてきたので、私も強く引き止めることはしません。別の仕事を提案する方向で動き出しました。
一緒に新しい職を探す中で、彼に変化が訪れました。「これだけ話を聞いてくれるなら、今の職場でもうちょっと頑張りたい。立候補をやめたSVも、やっぱりやってみようかな。実は一緒に頑張れそうな仲間がいるんですよ」。
幾度となく話し合い、コミュニケーションを交わしてきた結果、信頼につながっていたんです。頼れる存在。彼からそう思われたことに、私はやって良かったと感じました。
「現場の様子をぜひ教えてほしい。一緒に変えていきましょう。私も力を尽くします」
「OKです。伝えていきますね」
新しい「役割」を得た彼は、今日も一生懸命にやってくれています。